【相談内容】『職場に馴染めず職が定まりません』

今回もご相談いただいています。
快く掲載を許可して頂きありがとうございました。
『職場に馴染めず転々としてしまい仕事が定まりません。私に問題があるのでしょうか?』(28歳・男性)

‪|何であれ、それもOK

ひとまず出発点として、自分を否定するところから出発はしたくないんです。

どんな自分でもいいから責めることから始めるのではなく、ひとまずそんな自分もOKだよねと思っていただけたら割と楽になると思います。職場を転々としてしまうのも一概に悪いとは限りませんし、それもアリです。

|「べき」「である」をやめる

ひょっとして相談者さんは「仕事は一ヶ所に腰を据えてするものである」という考えがあるのではないでしょうか?

もしそういった考えがあるのなら、それは本当に事実かを考えたいです。
実はそう考えている、決めているのは相談者さん自身かもしれません。

実際、様々な職場に派遣されて色んなお仕事をすることを好む方もいらっしゃいますし、そういった働き方を望んでいる会社もあると思います。

一旦、自分の中にある「こうあるべき」や「こうである」という考えを横において今の状況を見つめなおしてみるのも良いかもしれません。

|自分の良さを理解する

‪‬「職場に馴染めない」というのは詳しく聞かないと理由は分かりませんが、いずれにせよ現に行動に現れている相談者さんの「力」に一度注目してみませんか?

例えば相談者さんは職場を転々としてしまうというのは、とっても行動力があると思います。なぜなら職場を転々とするにも「見つける」→「応募する」→「面接を受ける」→「採用される」→「働く」→「辞めると伝える」→「次を探す」→…。これって凄いパワーがいると思うんです。それをこなしてしまっている。

それにここから別の「力」も見えてきます。それは職場を転々としているということはそれだけ「採用されている」ということでもあります。これってとても人間力があるんだと私は思うんです。人当たりも良いかもしれませんね。初対面でのコミュニケーション能力に長けているのかもしれません。

別の視点に注目しますと、何回も辞めているということは決断力がありますね。それに次が見つかるのは好奇心も強いのかもしれません。

こうやって考えますと、むしろ良いところしか出てきませんね。まだまだ出てきそうです。相談者さんに改善の余地があるとすればそれは能力などではなくて「自分をより理解すること」かもしれません。

|自分に合った働き方を考える

ここまで来ますと、きっと相談者さんの中の無意識さんはもしかしたら馴染めないんじゃなくて、馴染みたくないんではないかなと思ったりしますがどうでしょうか?

どうも相談者さんの持っている「力」というのは、一ヶ所にとどまり毎日同じことをするような仕事では発揮しずらくて、アクティブに色んな所へ飛び回り、様々な出会いや経験をその都度していくような仕事がもしかしたらあっているのかもしれませんね。

ご自身が興味があることと、本来自分が得意としている体の動かし方や長所、これらを総合的に考えてみて次の職場を考えてみてください。

|「思考」より「行動」が正直

アドラー心理学の基本前提には「全体論」という考え方があります。

これは例えば心と体、思考と感情、意識と無意識など何かを分けてそれぞれの働きを考えそれがどのように影響をもたらすかを考えるのではなくて、そんなのも全てひっくるめて「一つのシステム」として考えます。だから体のパーツも、臓器も、心も、思考も、意識も、無意識も全て一つとなって同じ目標・目的へ向かうと考える。

となると例えば「腰を据えて一ヶ所で働いていきたいけど、すぐ辞めて転々としてしまう」というのは一見すると考えと行動が矛盾していますよね。

でもアドラー心理学では矛盾はないと考え、相談者さんの全体は「馴染めない」という症状を使って、転々とすることを目的として動いていると考えられるんです。

だから本当は自分はどうしたいのだろうと悩むときがあるなら、今頭の中に浮かんでいる思考よりも実際に行っている行動に答えが出ていることがほとんどです。

ぜひ判断に迷ったらそこに注目してみてください。

|まとめ

色々お伝えしましたが、個人的には相談者さんに問題はないと思いますし、問題と思わなくてもいいなと思いました。なぜならとっても素敵な「力」を相談者さんはお持ちになってるから。

アドラーは「何が与えられたかではなく、与えられたものをどう使うか」を大切にしましょうとっていました。これはアドラー心理学が「使用の心理学」といわれる所以でもありますね。

相談者さんは是非まずは自分に何が与えられているかを知り、その与えられている「力」をどう工夫して使っていくか、使っていくというのは「協力して貢献していく」ということですね。それを考えながら次の行動の作戦を立ててみてください。

「自分の使い方」がわかった時、一気に扉が開かれるんではないかなと思います。挫けず、自分らしく、あるがままに突き進んでいってみてくださいね。

応援しております。

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