すぐ言い合いになってしまう。
お互いに怒り散らし、怒鳴り散らしてしまう。
仲の良いはずの二人。
何でこうもうまくいかなくなってしまったのでしょうか。
すぐ言い合いになるというのは、
お互いがお互いに期待している内容や度合いが違うんです。
お互いに無理な要求をしているんです。
怒鳴り散らすというのは、
「怒り」という感情を使って相手を自分の思う通りにしたいんです。
だからお互いが相手のことを支配しようとしている状態。
しかも感情的なコミュニケーションは自分が思ってもいないことを言ってしまいやすいということが科学的にもわかっています。
勢いで失言なんてのもあり得ますよね。
こんな状態で上手くいきますか?
いきませんよね。
ではどうすればいいでしょうか。
まずは怒りを捨ててください。
怒りは円滑なコミュニケーションをするにあたって必要のないものです。
反射的に怒りが出るなんて言うかもしれないけど、例えばその現場にとても好きな人が突然現れたら、一瞬にしてその怒りを隠すでしょ?
いなくなったらまた怒りをすぐ取り出せる。
つまり「怒り」を使うかはたとえ一瞬であれ自分で選ぶことができるんです。
そしてそもそも相手を変えようとしてはいけないんです。
それはかならずトラブルのもとになります。
冷静になってください。
怒りに任せていると、いつの間にか相手の性格や、過去の思い出や交友関係、全く関係ないところにまで怒りが及んでいっていつかその関係はひどい形で終わってしまいます。
関係を修復したいのなら、落ち着いて話し合うことが大切です。
相手が自分に何を望んでいて、何が当たり前と思っているのか。
自分は相手に何を望んでいて、何を当たり前と思っているのか。
これらを明確にして、お互いに調整していくことが何より大事。
中には関係修復が難しい方もいます。
でも私はこのような悩みを持つ多くの方に、一刻も早く関係を修復してもらって、より強い絆で再スタートしてもらいたいと切に思っています。
一生の中で本当に分かり合える親友や、かけがえのない家族など、きっと数えるほどしか出逢うことができません。
そんな一期一会をどうか大切に、やり直してみてください。