個人心理学の「共同体感覚」。
これは個人心理学の生みの親であるアドラーが見据えた人類のゴールのような概念です。
みんな仲間で、お互いに信じあい、お互いに助け合う。そこに見返りや承認欲求はいらず、個は全体の一部でしかない、みんなで一つ。敵なんていないんです。
この感覚は対人関係にとどまらず、草木や動物、宇宙までもその対象である事から、この「共同体感覚」を聞いた仲間たちは何人もアドラーのもとから去って行きました。
しかし支配、服従、奪い合い、殺し合いを第1次世界大戦の最中、軍医として悲惨な光景を目の当たりにしたアドラーの導き出した答えは誰よりも人を信じ、平和を願っていたように私は思います。
自己受容・他者信頼・他者貢献
私も「共同体感覚」の3つのキーワードを心に留め置き、この目標に向かって考え続け、実践し続け、歩んでいきたいと思います。