心理カウンセラーの田山です。
ご質問を頂きましたので、お答えさせていただきますね。
今回のご質問は『友だちと同じ人を好きになってしまいました。どうすればいいでしょうか？』というご相談内容でした。こちらのご質問をアドラー心理学で考えていこうと思います。
結論から申しますと、友だちを取るか、好きな人を取るかの選択がまずあります。時にはどちらかを選ばないといけない時もありますが、今回がまさにその時と言えるかもしれませんね。
そしてこの場におけるあなたの本来の目標や目的も考えてみてください。友だちと仲良くすることが目的なのか、好きな人に思いを伝えることが目的なのか。本来の自分の気持ちを思い出してみてください。それが最後まで自分の指針になると思うんです。
友だちに嫌われないように、好きな人を譲り、みんな仲良くこの先を歩んでいくか、友だちに嫌われるかも知れないけど、好きな人に勇気をもって告白してまだ見ぬ未来に挑戦するか。
後悔しない方を選んだらいいです。
どちらを選んでも勇気がいることは確かです。
それに今ここでどちらかを選んだからと言って、その先の未来が固定されてしまうわけでもないと思います。好きな人に告白して付き合えたとして、友だちと仲良くそのままいられるかもしれないし、そうでもないかもしれないし、好きな人に断られる可能性だってある。友だちを気にして告白を諦めても、相手は実は自分のことが好きだったかもしれないし、友だちと好きな人が付き合っても、別れてまたチャンスが来るかもしれない。
どうなるかは分からないんです。
どうなるかは分からないから、今目の前にある選択を、勇気をもって決断したいんです。
いずれの選択にせよ、アドラー心理学で考えるなら、自分からアクションを起こしたいです。好きな人が私を好きになってくれるかもしれない、友だちと好きなあの人が別れるかもしれないといったように、他人が起こす行動が自分にとって良い方向に動くことを期待して待っているのは時間がもったいない。
どの選択でもいいですから、自分でチャンスを掴みに行ってくれたら私は嬉しいです。