お子さんや生徒さんを、他の子と比べないでください。
言うことを聞かなかったり、出来が悪かったりしても。
「○○くんはあんなにできるのに、あなたはなんでできないの⁉︎」
子どもはひどく傷つきます。
自分はダメなやつなんだと自信をなくします。自分の欠点ばかりに目がいくようになります。どんどん塞ぎ込んでいきます。どんどん捻くれてしまいます。
そこまでいくと大人は本来まったく関係ないような様々な事柄を引っぱってきて、強引に子どもがそうなった原因に結びつけます。
「お前がそうなったのは、勉強せず部活ばっかりしていたからだ」
「親の言うことを聞かなかったからだ」
「他のこともやっていて全力を尽くしていないんだ」
違います。
大人が「子どものありのままを受け入れなかったから」です。
大人が「他の子を引き合いに出して、子どもや生徒を否定したから」です。
お父さんやお母さん、そして先生。
必要なのはその子の「いま」を認め、受け入れてあげることです。
他の子は関係ありません。
そして良いところ、できたところ、前進したところを伝えてあげてください。
大人が次に向かう「勇気」を与えてあげるのです。