あなたから、愛するということ。

最近は不安定な気圧のせいか、起きたとき少し具合が悪い日が続いています。
頭が痛いですね。

といいながら、この私の思考と体に起きている症状を原因論ではなくて目的論で考えると、「天気が悪いから具合が悪い」のではなく「何もしたくないために、休みたいために具合を悪くしている」のかもしれませんね。笑

さて、恋愛相談や夫婦関係などでよくお話を聞く「相手がわたしのことを分かってくれない」「察してほしい」「好きになってもらいたい」「愛してもらいたい」というこの気持ち。これは当然男女どちらも持ちうる感情だと思います。

お気持ちは非常にわかりますし、わたしも思ってしまうことがあります。
思い通りには進まずヤキモキしてしまう時に一度立ち止まって考えてほしいのです。

以前、お話した「課題の分離」というお話を。

まず、これらの思いの共通点を見ていくと、根底には「相手からわたしにはたらきかけてほしい」という気持ちがあることが分かります。もちろんそう思う時の状態には「寂しい気持ち」や「モヤモヤ」があったり、ひとそれぞれ様々な事情があることは無視できません。

しかし冷静に自分の思いや行動を「課題の分離」をとうして考えると、まず 「相手がわたしのことを分かってくれない」「察してほしい」「好きになってもらいたい」「愛してもらいたい」 という思いを行為として見てみると、これは相手がすることで何をするか、どう思うかは「相手の課題」であってあなた自身はどうしようもないのです。

そうなるとあなたにできる「自分の課題」とは何でしょうか。

「愛する」ということです。

常に相手を大切に思い、尊重していることをあなたから伝え、相手が「相手の課題の領域」で困難に直面していたらいきなり踏み込むことはせず、いつでも援助できるということを伝え、必要と言われたら無条件で手を差し伸べてあげる。そうすることで相手は自分の価値を認めることができ、あなたのこともより大切な存在として尊重し、行動が変わってくるかもしれません。

ただ相手が変わることを見返りとし、働きかけてはいけません。わたしがこうしたからこうしてほしいというのは結局「課題の分離」ができていないところに舞い戻ってしまいます。

心理学者のアドラーは 「人は『この人と一緒にいると、とても自由に振る舞える』と思えたとき、愛を実感することができます。劣等感を抱くでもなく、優越性を誇示する必要にも駆られず、平穏な、きわめて自然な状態でいられる。ほんとうの愛とは、そういうことです。」 と言いました。

無条件の愛を、あなたが与えてください。
あなたのはたらきかけが二人の明日を変えてくれるでしょう。

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