自由には責任がともなう。

みなさんは、自分の人生をしっかりと歩めていますか?

「夢があるけど、これをやったら友達にどう思われるか怖い」「あの人によく思われたいからもっとちゃんとしなきゃ」「こう言われてるからこうしなきゃ」

こんな風に、他人の目を気にして他人の思惑通りに自分を押し殺して生きていたら、当然それは自分の人生を歩んではいませんよね。
 
他人からの「こうであるべき」「こんな人になってほしい」「あなたってこうだよね」から抜け出し、自分の「こうありたい」「これをしたい」「こうなりたい」に向き合えるようになると、人生はガラリと変わります。

 
これは「他人の決定」で生きるのではなく、「自分の決定」で人生を生きるということです。
 
心理学者のアドラーが掲げていた大事なテーマの一つに「課題の分離」という考え方があります。
 
これは「自分の考えるべき課題、やるべき課題」、「他人が考えるべき課題、やるべき課題」、このふたつは明確に分離して物事を考えなくてはならないということです。
 
あなた自身を他人が「こうあるべき」と決定し、それをあなたが実行するのは「課題の分離」ができていません。
 
あなたが「どうあるべきか」を決定するのは、他でもない、「あなた」だからです。
 
言ってることはすごいシンプルで納得できると思いませんか?
 
ただこの「課題の分離」、実践するには勇気がともないます。アドラーの提唱した心理学は「勇気の心理学」とも言われていただけあって中々難しい。
 
それはなぜかと言うと、他人の決定によって人生を歩んだ方が楽なんです。他人がレールを敷いてくれるし、もし失敗しても自分はレールを敷いた人のせいにできるから。つまり責任を他人に押し付ける事ができます。
 
何かあれば「あの人がこういったから」「こういう流行りだったから」と、現代社会は特にそういう傾向があるように感じます。なんせ「忖度」や「空気を読め」というのが世間一般の根底に流れる暗黙のルールのようになってるくらいですから。
 
課題の分離を成し遂げ、この流れから抜け出す事ができればあなたの目の前に広がる世界は以前とは全く違うものになるでしょう。
 
まさしく「自由」です。
 
あなたの意思と決定で、あなた自身の人生を掴み取っていくのです。
 
しかし、この「自由」という言葉、「責任」がともなうことを忘れてはいけません。なぜならあなたの意思と決定によって進んでいくこれからの人生は、何か失敗した時にそれを引き受けるのは全て「あなた自身」だからです
 
他人のせいにせず、自分の意思と決断に責任を持ち、本当の「自由」を存分に楽しみ、人生を突き進んでいこうではありませんか!
 
それが「自由」であり、「自立」でもあるのです!

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