人前で話すときに緊張してしまう人へ。

人前で改めて話そうとするとすごい緊張してしまう。
顔が赤くなる。
足が震える。
声が震える。
言うことを忘れちゃう。
今日はそんな悩みを抱えている方に、緊張が軽くなるお話をしますね。

こういった症状で悩まれている方にまずお伝えしたいことがあります。
それは…

存分に顔を赤くしてください。
存分に手や足、声を震わせてください。
言うことを忘れちゃってもいいです。

私は長年、朝礼やプレゼンなど、人前で話さなきゃいけないけど緊張してしまってどうしようもない!という方に向けて人前での話し方の講師をしてきました。

でも実は私も人前で話すときはすごく手が震えています。今でも。
それなのに私はジェスチャーや手を使うことが多いので、震える手に思いっきり注目を浴びてしまっています。

でもそれでもいいんです。
私はそのまま話し続けます。

手が震えていようが声が震えていようが、講座が終わればみなさん満足して帰ってくれますし、「楽しかった」と声もかけてくれます。内容には何も影響が出ていないんです。
話す内容を忘れてしまったこともあります。
できれば忘れないに越したことはありませんが、最悪忘れてしまってもいいんです。
その時に話せることを提供すればいいんです。

緊張して上にあげたような症状が出る人は、個人心理学の観点からみると「人前に出ずにすませるため」「失敗するであろう自分を晒さないため」などと考えられます。

これってつまり良い格好しいなんです。
顔赤くしてたり、手足が震えているところを見られたら恥ずかしいんです。
「自分の思う悪い印象」を相手に与えたくないだけ。
とにかく失敗したくないんです。
人前に出る前に考えていたスピーチや段取りの通りにやらなくてはいけないと思っているんです。

そんな方はまず症状を受け入れてください。
手が震えていたら「手が震えているな、緊張しているんだな自分」と思ってください。
そして自分に「手が震えていてもいいんだよ」と言ってあげてください。
さらに自分に「出ている症状と、話の内容は関係ないんだよ」と言ってあげてください。

実況中継と自己受容と現象の客観視です。

「症状があるから、うまくいかない、格好悪い」ではありません。
「症状を気にしているから、うまくいかない、格好悪い」のです。

本来、症状と話の内容・クオリティはイコールではありません。
無理やり結び付けているのは他ならぬあなた自身なのです。

完璧にやろうとするのは結局自分を苦しめてしまいます。
それに心理的にも人間は完璧な人よりも欠点が見える人の方が明らかに好印象を与えることが分かっています。

手足が不格好でも、声が上ずろうと、話忘れようといいじゃありませんか。
「こんなんじゃ聞いてる人から変に思われる」なんて実際分からないじゃないですか。
あなたのお話を聞いてどう受け取るかは相手の課題であって、あなたがどうこうできる課題ではありません。

あなたはどんな状態であろうと「言葉を発して、伝えるだけ」で十分なのです。
何にも問題ありません。
問題なんて存在しないんです。
そのまま話してください。

受け入れながら話していけば、自然と慣れてきます。
気づいたら今まで自分を困らせていた症状は自然と消えていますよ。

明日の朝から試せますね。
早速やってみて。

実況中継と自己受容と現象の客観視です。

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