「私にはできなかった、私にはできていない」ことに目がいってしまうのは、実は理由があります。

私にはできなかった。
私にはできない。
みんなはできているのに何で私だけ。
何かあるたびに「できていない・できなかった」部分に目がいっていませんか?
でも心配しないで。これには理由があります。

ツァイガルニック効果ってのがあります。
これは自分ができなかったこと、成し遂げられなかったことをどうしても意識してしまう心理効果。
完結しているよりも未完の方が印象に残ってしまうのです。

心理的に思ってしまうので、入り口がネガティブになってしまうのは仕方ないです。
けれども大切なのはそのままネガティブなサイクルに入っている必要はないということ。

今日終わらせるはずだった仕事が終わらなかった。(ツァイガルニック効果)
みんなは終わっているのに私だけ終わっていない。(まわりと比較、自己肯定感の低下)
私はだめなやつなんだ。(自己否定)

この流れがよくないの。
こうなると出来なかったことを永遠に探しに行ってしまいます。
いつの間にか「自分ができないやつである」証拠を集める達人になってしまいます。

最初の「今日終わらせるはずだった仕事が終わらなかった。 」で止めましょう。

実は人はやったことの95%はできているといわれています。
できていないのはたった5%。

仕事は確かに終わらなかったかもしれないけど、終わらせた分もあることも事実です。
その他にも色々な作業をこなしているはずです。

たった5%の材料で95%できている自分を否定しようなんて、そもそも無理な話なんです。
なぜならあなたはほぼ出来ているんだから。

今日終わらせるはずだった仕事が終わらなかった。(ツァイガルニック効果)
でもあれとこれとあれはできている。(検証)
割とできているじゃないか自分。(事実確認)
これだけできているのだから、残りの仕事もちゃっちゃと終わらせるぞ。(プラスな方向へ転換)

ネガティブになることは悪くない。
けれどもネガティブを続けてしまうのは非常にもったいない。
自分の持っている本来の可能性を自ら潰してしまうからね。

自分で思いついた「思考」には、その都度分岐点があります。
明るい方に行くか、暗い方に行くかは自分で決められるんです。
必然的なものではありません。
個人心理学では「自己決定性」といいます。

あなた次第です。
あなたが決めるまでその出来事は善でも悪でもなく、陰でも陽もありません。
あなたがその出来事の性質を決めることができるんです。

自分で決められるんだから、どうせなら明るいほう行きましょうよ!
すべては認知次第です。

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